アロハ!Aiです。
今月から、ハレアロハのコミュニティメンバーが書く、「ハワイ・エッセイ」を配信していきます。記念すべき最初のシリーズは、Kumiko Harleyさんにお願いしました💓
Kumikoさんは、現在NY在住。
日系企業でフルタイムのお仕事をしながら、ブログ「ニューヨーク発!純ジャパママもサクッと読める英文記事」を運営されています。
また、二人のお子さんを育てながら、ハワイ大学の学生とつながるイベントに参加されるなど、ご自身の夢や目標に向かっても、全力で打ち込んでいる、本当に本当に素敵なKumikoさん。そんなKumikoさんが綴る、「ハワイ・エッセイ」、ぜひお楽しみください♪
ハワイ出身の実業家が教える「こどもの褒め方」と「やり抜く力」の大切さ
アロハー♪ ニューヨークのKumikoです。
米国大統領の選挙日が間近に迫り、アメリカ中がハラハラしています。バイデンVSトランプでどちらが優勢か、毎日毎日ニュースでアップデートが流れてきます。どっちに転ぶか最後までわからない。こういう「どっちつかず」で先が見えない「不透明」な状況ってみんなを不安にさせるから嫌ですよね。こんな時こそ、(想像でもいいから)ハワイの風を感じながら、ゆったりのんびりと「今」にフォーカスして、自分を落ち着かせたいものです。
さて、今日は、ハワイ出身のある実業家の話についてシェアしたいと思います。
この間、すごく興味深い内容のTED Talks動画を知り合いに教えてもらったんです。スピーチをしていたのは、ハワイ出身の実業家、ガイ・カワサキ氏(Guy Kawasaki)。日系三世のアメリカ人です。故スティーブ・ジョブズと昔アップルで一緒に仕事をしたことで知られていて、あちこちで講演したり、本を出したりと、シリコンバレーではかなり有名らしい。
実際に彼の話を聞いてみるとわかるけど、話が面白くて聴衆を惹きつけるのがとっても上手。内容はビジネスでの成功というより「幸せな人生を生きるため」のヒントに近くて、家庭を守るママさんにも役立つ内容だと思います。
ガイさんのスピーチの動画(18分)英語です。
https://www.youtube.com/watch?v=O2oZ2ucI1mA&feature=youtu.be
彼の話の一部をピンポイントでまとめると、以下の通り。
1.自分のブランドで成功したいなら、相手にとって「価値」がありかつ「他に比類のないもの」であること。
2.子供が学校で良い点を取ったら、「頭の良さ」を褒めるのではなく、「いかに一生懸命打ち込んだか」を褒めること。何故か。それは、「頭の良さ」ばかり褒めると、リスクを恐れ挑戦できない子になってしまう可能性があるから。
3.成功者と失敗者の違いは、才能ではなく「やり抜く力=Grit」があるかどうか。このGritがあるかどうかがとても重要。
4.とにかく笑顔でハッピーでいるよう心がけよう。実業家のリチャード・ブランソン(バージン航空の創業者)やアリアナ・ハフィントン(ハフィントン・ポストの創業者)のような、世界で名の知れた成功者の多くは、いつも「笑顔」でハッピーオーラ満載だよ。偉い人は「笑顔なんてみせるものじゃない」という思い込みがあるなら捨てよう。
5.常に「Yes」と答えるよう自分自身を初期設定しよう。貴重な人間関係や機会を得ることは、全て「Yes」と答えることから始まる。
6.空の上には、あなたの得点表がある。他人を助けるためにあなたが何をしたかがすべて記録されるボードだ。得点が高ければ幸運に恵まれる。自分の経験上確信している。
私がアップルにいた頃、地方の新聞社からインタビューを依頼された。大手のメディアではなかったが、私は快諾した。その後、その地方紙のインタビュアーは、なんとウォールストリート・ジャーナルのロサンゼルス局長になった!人生はどんな展開になるかわからないね。「Pay it forward」の精神で生きること。ただし何の見返りも求めずに。
ピンポイント要約、ここまで。
上記は全体の一部で、まだまだ色々あるのですが、今日はここまでにしておきます。
ここで注目したいのが、2.の「子供の褒め方」と3.の「やり抜く力」の大切さの部分。
まず2.について。テストで良い点を取った子供に「すごいね。○○ちゃんは本当に頭が良い」と「頭の良さ」や「結果のすごさ」ばかりを褒めてていると、確かに自尊心は育つかもしれないが、「頭の良い自分」「優れた自分」というセルフイメージを壊さないよう、常にリスクを避けるようになってしまいかねない。このようなマインドセットは危険だ。褒めるときは、いかに頑張ったか、努力したか、を褒めることが大事。ガイさんはこう語ります。
聞いていて、なるほど、と思いました。あなたはどうでしょうか?
私は、すぐ実践に取り入れたいと思いました。(この考え方は、Carol Dweck著「Mindset」という本からヒントを得たそうです。興味のある方はぜひ。)
そして、3.の「やり抜く力」について。これも、その通りだ、と共感できます。でも、子供に対して具体的にどんなアプローチが効くのかな?と考えてしまいました。「やり抜く力」は別の表現で言うと「根性」ですかね?こういった資質って、親としてどんな方法がとれるんだろう。このあたりについては個人的にリサーチしたい分野となりました。
ガイさんのお話、まだまだ面白いエピソードが沢山あるのですが、全部紹介するとすごい長さになってしまいそうなので、今回は一番私が紹介したいと思ったところだけ紹介しています。お許しください(笑)。
もう一つ、私から付け加えたいことがあります。何事においても、こうする「べき」とか、こうすることが「絶対」とか、答えは常に一つだけでは絶対にないと思います。ガイさんのお話も頷けることが多いけれど、他の人の別の意見にも常にオープンでいることも大切ですよね。
それにしても、ハワイ出身で成功している人は結構多い。オバマ前大統領もハワイ出身だし!(笑)バイデンのキャンペーン活動を陰で支える女性秘書も、ハワイ出身の日系アメリカ人(若干28歳!)だそうで、この間のVOGUE誌で記事になっているのを見かけました。私が知る以外にももっと沢山居そう。
では、今回はこのあたりで。
読んでいただき、有難うございました!
(Kumiko Harley)
いかがでしたか?
翻訳業務の経験もあり、「英語をもっと楽しく、面白く!英語で人生が開けるよ!」を掲げてブログ運営もされているKumikoさん。
両方の文化を自由に行き来できる彼女だからこその視点、そしてわかりやすく親しみが持てる書きぶりに、Hale Aloha一同、うっとり….。Hale Alohaコミュニティ、層が厚い!!
この続きは、また次回お届けしますね!!
Kumikoさんのブログもぜひチェックしてみてください♪